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えむぽっくす

エムポックス(旧称:サル痘)

症状と特徴

発熱、頭痛、筋肉痛、だるさ、リンパ節の腫れに続いて、発疹や水疱、膿疱、かさぶたが生じます。発疹は顔面、手足、口の中、肛門周囲、外陰部などに生じることがあり、痛みを伴うことがあります。近年の流行では、全身症状が軽いか先行せず、性器・肛門周囲を中心とした限局性の発疹として始まる例もあります。多くは数週間で回復しますが、免疫不全がある人、小児、妊婦などでは重症化することがあります。

原因

エムポックスウイルスによる感染症です。感染者の発疹、かさぶた、体液、粘膜との直接接触、性的接触、長時間の密接な対面接触、汚染された寝具・衣類などを介して感染することがあります。動物から人への感染もあり、特に流行地域では感染動物との接触が問題になります。

治療

多くは対症療法で回復し、十分な水分摂取、解熱鎮痛薬、皮膚・粘膜病変のケア、二次的な細菌感染への対応を行います。重症例、免疫不全のある人、眼病変などでは、専門医の判断で抗ウイルス薬テコビリマットなどを検討することがあります。感染拡大を防ぐため、発疹が治癒し新しい皮膚が形成されるまで、他者との皮膚接触や性的接触を避け、病変を覆い、手指衛生を徹底します。