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へんけいせいこかんせつしょう

変形性股関節症

症状と特徴

股関節前面、鼠径部、臀部、大腿部の痛みが主な症状です。痛みが太ももから膝に及ぶことがあり、膝の病気と感じることがあります。進行すると、靴下や靴を履きにくい、足の爪を切りにくい、歩行や立ち上がりが困難になるなど、関節の可動域制限と日常生活障害が生じます。重症では脚長差や跛行がみられることがあります。

原因

股関節軟骨の変性・摩耗により起こります。日本では、寛骨臼形成不全や発育性股関節形成不全、過去の股関節脱臼などに続発する例が多くみられます。加齢、肥満、外傷、股関節の炎症性疾患や大腿骨頭壊死なども原因・増悪因子になります。

治療

体重管理、杖の使用、股関節周囲筋の筋力・柔軟性を保つ運動療法、活動内容の調整を行います。杖は一般に痛む側と反対の手で持ちます。痛みに対してはアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などを、胃腸・腎臓・心血管系のリスクを考慮して使用します。長時間の強い負荷や痛みを悪化させる動作は避けますが、過度な安静は筋力低下を招くため、医療者と相談して適切に体を動かします。保存療法で生活障害が大きい場合は、骨切り術または人工股関節全置換術を、年齢、骨の状態、活動性などに応じて検討します。