ホルモンの仕組みとはたらき
症状と特徴
ホルモンの分泌量や作用に過不足が生じると、全身のさまざまな臓器・器官に障害が現れます。ホルモンは内分泌細胞・内分泌腺から血液中へ分泌され、標的となる臓器や組織に作用します。汗や唾液のように導管を通じて体表や消化管内へ分泌される外分泌とは区別されます。
原因
ホルモン分泌は、他のホルモン、血中カルシウムなどの物質、ストレス、睡眠、栄養状態などの影響を受けて調節されます。多くのホルモン系では、ホルモン作用が十分になると分泌を抑えるネガティブフィードバック機構により、濃度が一定範囲に保たれます。例えばインスリンは、食後に上昇した血糖に反応して膵臓のβ細胞から分泌され、肝臓、筋肉、脂肪組織での糖利用・貯蔵を促して血糖を下げます。月経周期では、排卵前に高値となったエストロゲンが一定時間持続すると視床下部・下垂体への正のフィードバックが起こり、黄体形成ホルモン(LH)サージが生じて排卵が誘発されます。
治療
病気ではないため治療はありません。ホルモン異常が疑われる場合は、症状、血液・尿検査、画像検査などを踏まえて原因疾患を診断し、ホルモン補充、分泌を抑える薬、手術などを原因に応じて行います。