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かのうせいかんせんえん

化膿性汗腺炎

症状と特徴

わきの下、鼠径部、外陰部、肛門周囲、臀部、乳房の下などに、痛みを伴う深いしこり、膿瘍、膿が出る穴、瘻孔、瘢痕が繰り返し生じます。単発で治る場合もありますが、慢性化すると病変同士が皮下でつながり、治りにくくなります。

原因

現在は、汗腺そのものの単純な化膿ではなく、毛包の閉塞とそれに続く炎症を主な病態とする慢性炎症性疾患と考えられています。喫煙、肥満、家族歴、ホルモンや免疫に関する要因などが関与することがあります。細菌は二次的に関与することがありますが、単なる感染症ではありません。

治療

軽症では生活習慣の見直し(禁煙、体重管理、摩擦を減らす衣服など)、抗菌薬の外用や内服を用います。炎症の強い結節には局所注射などを行うことがあります。中等症~重症・再発例では、テトラサイクリン系などの内服抗菌薬、ホルモン治療を含む薬物療法、アダリムマブなどの生物学的製剤が検討されます。膿瘍の切開排膿は痛みを和らげるために行われますが、根治的治療にならないことがあり、瘻孔や瘢痕を伴う慢性病変では切除術などが必要になることがあります。