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きんせいしゃけい

筋性斜頸

症状と特徴

赤ちゃんの首の片側の胸鎖乳突筋にしこり(腫瘤)ができ、首がしこりのある側に傾き、顔は反対側を向きやすくなります。生後数週以内に気づかれることが多く、しこりは一時的に大きくなった後、徐々に小さくなります。首を反対側へ動かしにくい状態が続くと、向き癖による後頭部の平坦化(位置的頭蓋変形)や、顔面の左右差につながることがあります。

原因

出生前・出生時に胸鎖乳突筋が損傷したり、子宮内での姿勢などにより筋肉が短縮・線維化したりすることが関与すると考えられています。明確な原因を特定できない場合もあります。

治療

多くは改善しますが、頭や顔の変形、首の動かしにくさを防ぐため、早期から医師・理学療法士の指導のもとで体位の工夫や、やさしい可動域訓練・ストレッチを行います。授乳やおもちゃの位置を工夫して、動かしにくい側にも自然に顔を向けるよう促します。自己流の強いマッサージや無理な首の操作は避けます。改善が不十分な場合、ボツリヌス毒素注射や手術が検討されることがありますが、手術が必要となる例は少数です。