もうそう(かみそりまけ)
毛瘡(かみそりまけ)
症状と特徴
主にひげの生える部位に、毛穴を中心とした赤いぶつぶつ、膿疱、しこり、かさぶたが生じます。毛が皮膚に刺さることによる炎症(偽毛包炎)では、剃毛後に赤い丘疹や痛み・かゆみが起こることがあります。細菌性毛包炎では複数の病変が集まり、より大きな炎症となることがあります。
原因
黄色ブドウ球菌などによる毛包の細菌感染、剃毛による微小な傷、毛の埋没、摩擦、不衛生なかみそりの使用などが関与します。白癬菌によるひげ白癬(tinea barbae)が類似した症状を示すこともあり、動物との接触歴などが診断の参考になります。
治療
剃毛を一時的に休むか、電気シェーバー・清潔なはさみ等に変更し、毛流れに沿って深剃りを避けます。洗顔は低刺激性の方法で行い、かみそり・刃・タオルを共用しません。軽症の細菌性毛包炎では抗菌外用薬が用いられますが、広範囲、深い炎症、再発例では培養検査を行い、必要に応じて内服抗菌薬を使用します。真菌感染が確認または強く疑われる場合は、抗真菌薬の内服が必要になることがあります。