れいのーびょう
レイノー病
症状と特徴
寒冷刺激、冷水、精神的ストレスなどを契機に、手足の指先の血管が一時的に強く収縮し、皮膚が白くなる、青紫色になる、温まると赤くなって痛む・しびれるなどのレイノー現象が繰り返されます。基礎疾患が明らかでない場合をレイノー病(一次性レイノー現象)と呼びます。若い女性に多く、通常は左右対称に現れます。多くは重篤ではありませんが、診断時には膠原病などの基礎疾患がないかを確認し、経過中も変化に注意します。
原因
寒冷やストレスに対する末梢血管の過剰な収縮反応が主な機序です。一次性レイノー現象では明らかな基礎疾患は認めませんが、薬剤、振動工具の使用、膠原病などに伴う二次性レイノー現象との区別が必要です。
治療
手足全体を保温し、急な温度変化を避けます。喫煙・受動喫煙を避け、血管収縮を起こし得る薬剤の使用について主治医に相談します。症状が強い場合は、カルシウム拮抗薬などの血管拡張薬を用います。難治例では、病状や原因に応じてPDE5阻害薬、硝酸薬、プロスタサイクリン系薬剤などを検討することがあります。指先の潰瘍や壊死を伴う場合は、二次性疾患を含めた専門的評価と治療が必要です。交感神経切除術は、薬物療法などで改善しない重症例に限って検討されます。