りーしゅまにあしょう
リーシュマニア症
症状と特徴
主に皮膚リーシュマニア症、粘膜皮膚リーシュマニア症、内臓リーシュマニア症があります。皮膚型では、感染後数週間から数か月で、刺された部位を中心に丘疹、しこり、潰瘍などが手足や顔に現れます。粘膜皮膚型では鼻・口・咽頭などの粘膜が障害されることがあります。内臓型では数か月から数年の潜伏期の後、長引く発熱、体重減少、貧血、肝臓・脾臓・リンパ節の腫大などが起こり、治療しなければ重症化・死亡することがあります。
原因
リーシュマニア原虫を保有するサシチョウバエに刺されることで感染します。中南米、地中海沿岸、中東、アフリカ、南アジアなどの流行地域への滞在後に発症することがあります。日本国内での持続的な流行は確認されていませんが、輸入感染症として診断されることがあります。
治療
病型、感染した原虫の種類、感染地域、重症度、免疫状態により治療を選びます。内臓リーシュマニア症ではリポソーマルアムホテリシンBが重要な治療選択肢であり、状況により5価アンチモン製剤、ミルテホシン、パロモマイシンなどが用いられます。皮膚型では局所治療で済む場合もありますが、病変部位・数・原虫種によって全身治療が必要です。ワクチンは一般に利用できず、流行地ではサシチョウバエに刺されない対策が重要です。