せんてんせいこかんせつだっきゅう
先天性股関節脱臼
症状と特徴
現在は「発育性股関節形成不全(DDH)」と呼ばれることが多く、出生時からの脱臼だけでなく、股関節が不安定な状態や、成長に伴って生じる臼蓋形成不全も含みます。乳児では、股関節が開きにくい、左右の脚の長さが違って見える、太ももや臀部のしわの左右差などが手がかりになります。ただし、しわの左右差だけでは診断できません。歩行開始後では、跛行、歩き始めの遅れ、片側例での脚長差などがみられることがあります。
原因
遺伝的素因、逆子(特に臀位)、女児、家族歴、羊水量が少ないこと、出生後に股関節を伸ばして強く締め付ける育児習慣など、複数の因子が関与します。出生時には明らかな脱臼がなくても、その後の発達過程で形成不全が明らかになることがあります。