あくむしょうがい
悪夢障害
症状と特徴
恐ろしい内容の夢によって目覚め、夢の内容を比較的はっきり覚えている状態です。多くはレム睡眠中に起こり、覚醒後も恐怖、不安、寝つきにくさが残ることがあります。小児に多くみられますが、成人にも起こります。単に時々悪夢を見ることではなく、繰り返す悪夢が苦痛や睡眠・日中機能の障害を生じる場合に障害として検討されます。
原因
小児では発達過程の一時的な現象としてみられることがあります。ストレス、不安、睡眠不足、発熱、外傷的出来事、うつ病や不安症、薬剤などが関係することがあります。原因を特定できない場合もあります。
治療
小児で一過性の場合は、目覚めた後に安心できるよう寄り添い、規則的な睡眠習慣を整えることが基本です。無理に夢の詳細を聞き出す必要はありません。頻回で苦痛が強い場合は、ストレスや精神疾患、薬剤の影響を評価します。成人や持続例では、認知行動療法の一種であるイメージ・リハーサル療法などの心理療法が有効なことがあります。