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あせとんけっせいおうとしょう

アセトン血性嘔吐症

症状と特徴

急に元気がなくなり、顔色不良と嘔吐を繰り返します。呼気や吐物にアセトン臭(甘酸っぱい、果物が腐ったようなにおいと表現されることがある)がみられることがあります。嘔吐の反復により脱水を起こし、胃粘膜の傷害でコーヒー残渣様の吐物や血性吐物がみられることがあります。重症の脱水や低血糖では傾眠、意識障害を来すことがあります。発作を繰り返す場合は周期性嘔吐症候群として評価されることがあります。

原因

食事摂取量の低下、絶食、感染症、疲労、心理的ストレスなどを契機に、体内の脂肪分解が進んでケトン体が増加することで起こります。小児では飢餓時ケトーシスを起こしやすいことが背景にあります。ただし、糖尿病性ケトアシドーシス、代謝疾患、消化器・神経系の病気などでも嘔吐とケトン増加が起こりうるため、初回、重症例、非典型例では原因の確認が重要です。

治療

軽症で意識がはっきりしている場合は、経口補水液や糖分を含む飲料を少量ずつ頻回に与え、脱水と低血糖を防ぎます。嘔吐が強く飲めない場合、脱水や低血糖がある場合は、医療機関でブドウ糖を含む輸液を行います。制吐薬が使用されることもあります。糖尿病性ケトアシドーシスなどを除外するため、必要に応じて血糖、電解質、酸塩基平衡、尿・血中ケトン体などを検査します。

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