びそ
鼻疽
症状と特徴
皮膚から感染した場合、数日から数週間の潜伏期後に皮膚の結節、潰瘍、リンパ管に沿った病変、発熱などが現れます。吸入感染では発熱、筋肉痛、せき、胸痛から肺炎、肺膿瘍、敗血症へ進行することがあります。慢性化すると皮膚、筋肉、肺、肝臓、脾臓などに膿瘍が生じ、体重減少を伴うことがあります。未治療の重症例は致死的です。
原因
鼻疽菌(Burkholderia mallei)による、主にウマ、ロバ、ラバなどの奇蹄類の感染症です。感染動物の鼻汁、分泌物、組織に皮膚や粘膜が触れること、または汚染された飛沫・粉じんを吸入することで感染します。人から人への感染は極めてまれですが、理論上は可能とされています。日本での自然発生は現在ほとんどみられません。
治療
重症例ではセフタジジムまたはメロペネムなどによる初期治療を行い、その後、トリメトプリム・スルファメトキサゾール(ST合剤)などを用いた長期の除菌治療を行います。治療は感染症専門医の管理下で行われます。