ちょうじゅうせきしょう
腸重積症
症状と特徴
腸の一部がその先の腸管内へ入り込むことで、突然の強い腹痛、周期的に激しく泣く、嘔吐、顔色不良、ぐったりするなどが起こります。痛みは数分〜数十分ごとに繰り返すことがあります。進行すると血液と粘液が混じった「いちごゼリー状」の便が出ることがありますが、初期には必ずしもみられません。生後3か月〜3歳ごろに多く、とくに6〜18か月ごろに多いとされます。放置すると腸の血流障害、腸壊死、穿孔、腹膜炎を来すおそれがあります。
腸の一部が肛門側の腸管内に入り込み、腸が重なった状態です。腸閉塞や血流障害を起こし、放置すると腸管壊死や穿孔、腹膜炎に至ることがあります。突然の周期的な激しい腹痛・不機嫌、嘔吐、血便(いちごゼリー状と表現されることがある)、腹部膨満、ぐったりするなどがみられます。
腸の一部が肛門側の腸管内に入り込み、腸が重なった状態です。腸閉塞や血流障害を起こし、放置すると腸管壊死や穿孔、腹膜炎に至ることがあります。突然の周期的な激しい腹痛・不機嫌、嘔吐、血便(いちごゼリー状と表現されることがある)、腹部膨満、ぐったりするなどがみられます。
原因
多くは原因を特定できない特発性で、腸管のリンパ組織の腫れが関与すると考えられています。かぜなどのウイルス感染後に起こることがあります。年長児ではメッケル憩室、ポリープ、リンパ腫などが先進部となる場合があり、原因検索が必要になることがあります。
乳幼児では明らかな原因が特定できないことが多いですが、ウイルス感染などに伴う腸管リンパ組織の腫れが関与すると考えられています。年長児では、腸管ポリープ、メッケル憩室、リンパ腫などが先進部となる場合があります。
乳幼児では明らかな原因が特定できないことが多いですが、ウイルス感染などに伴う腸管リンパ組織の腫れが関与すると考えられています。年長児では、腸管ポリープ、メッケル憩室、リンパ腫などが先進部となる場合があります。
治療
全身状態を評価し、点滴、必要に応じて胃管による減圧などを行います。腹膜炎や穿孔がなく、状態が安定している場合は、超音波や透視下で空気または造影剤を用いた注腸整復を行うのが標準的です。整復できない場合、腸穿孔・腹膜炎がある場合、状態が不安定な場合は緊急手術を行います。非手術的に整復できた後にも再発することがあるため、再び腹痛、嘔吐、血便があれば速やかに受診します。
状態が安定し、腸管穿孔や腹膜炎が疑われない場合は、空気または造影剤を肛門から注入して腸を整復する非観血的整復(注腸整復)が第一選択です。一般に発症からの時間だけで一律に適応を決めるのではなく、全身状態、画像所見、穿孔・腹膜炎の有無を含めて緊急に判断します。整復できない場合、穿孔・腹膜炎・ショックがある場合、原因病変が疑われる場合などには手術を行います。整復後も再発することがあるため、経過観察が必要です。
状態が安定し、腸管穿孔や腹膜炎が疑われない場合は、空気または造影剤を肛門から注入して腸を整復する非観血的整復(注腸整復)が第一選択です。一般に発症からの時間だけで一律に適応を決めるのではなく、全身状態、画像所見、穿孔・腹膜炎の有無を含めて緊急に判断します。整復できない場合、穿孔・腹膜炎・ショックがある場合、原因病変が疑われる場合などには手術を行います。整復後も再発することがあるため、経過観察が必要です。