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だいたいこっとうえししょう

大腿骨頭壊死症

症状と特徴

大腿骨頭に血流障害による骨壊死が起こる病気です。股関節、鼠径部、臀部、太もも、膝などに痛みを感じ、歩行時や体重をかけた時に悪化します。初期には症状が乏しいこともありますが、壊死部の骨がつぶれる(圧潰する)と痛みが強くなり、関節の動きが悪くなって歩行困難となることがあります。発症年齢は比較的若年から中年の成人に多い傾向があります。

原因

大腿骨頭への血流が障害されることで生じます。大腿骨頸部骨折や股関節脱臼の後に起こる外傷性のもののほか、原因を特定できない非外傷性(特発性)のものがあります。非外傷性では、比較的多量の飲酒、ステロイド薬の全身投与、膠原病、臓器移植、血液疾患などが関連することがあります。ただし、個々の患者で発症機序を明確にできないこともあります。

治療

MRIなどで壊死の範囲、骨頭圧潰の有無、病期を評価して治療方針を決めます。初期で壊死範囲が小さい場合には、活動量や荷重の調整、杖の使用、鎮痛薬、定期的な画像検査などが行われますが、保存的治療だけで進行を完全に防げるとは限りません。病変の部位・大きさや年齢によっては、骨頭を温存する手術(骨穿孔術、骨移植術、骨切り術など)が検討されます。骨頭の圧潰が進行し、強い痛みや日常生活への支障がある場合は、人工股関節全置換術が標準的な選択肢となります。飲酒量の見直しや、ステロイド薬を使用中の場合に処方医と必要最小限の投与量を検討することも重要です。

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