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じんかくしょうがい

パーソナリティ障害(人格障害)

症状と特徴

考え方、感情、対人関係、衝動のコントロールなどの持続的な偏りにより、本人が強い苦痛を感じたり、仕事・学業・家庭・対人関係に大きな支障が続いたりする状態です。単なる性格の違いや「極端な性格」だけで診断されるものではありません。通常は青年期までに特徴が現れ、複数の場面で長く続くパターンを、専門家が発達歴、環境、ほかの精神疾患との関係を含めて評価します。うつ病、不安症、摂食障害、物質使用症、自傷などを併存することがあります。

原因

単一の原因では説明できず、生まれつきの気質、遺伝的要因、養育環境、幼少期からの対人経験、逆境体験、社会的環境などが複合的に関係すると考えられています。本人の意思の弱さや、周囲の育て方だけが原因ではありません。

治療

中心となる治療は、継続的な精神療法・心理療法です。治療目標は、感情や衝動の調整、対人関係の改善、自傷や危機行動の予防、生活機能の回復です。認知行動療法、弁証法的行動療法、メンタライゼーションに基づく治療、スキーマ療法などが、状態に応じて用いられます。薬はパーソナリティ障害そのものを治す特効薬ではなく、うつ、不安、不眠、精神病症状などの併存症状に対して慎重に用いられます。家族や周囲も、境界を保ちながら一貫した支援を受けることが役立つ場合があります。

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