かへいじょうしっしん
貨幣状湿疹
症状と特徴
コインのような円形または楕円形の湿疹で、赤いぶつぶつ、水ぶくれ、じくじく、かさぶた、鱗屑(りんせつ)などを伴うことがあります。すねにできることが多い一方、膝周囲、手の甲、腕、胴などにもみられます。強いかゆみがあり、かくことで悪化して治りにくくなることがあります。治った後に炎症後色素沈着として茶色い色が残る場合があります。
原因
皮膚の乾燥や皮膚バリア機能の低下が背景となり、虫刺され、外傷、接触刺激などをきっかけに発症することがあります。原因が明確でないこともあります。細菌感染、接触皮膚炎、白癬(たむし)など、似た症状を示す病気との区別が必要な場合があります。
治療
保湿剤で乾燥を改善し、炎症部には強さを部位・重症度に応じて選んだステロイド外用薬を使用します。かゆみが強い場合には抗ヒスタミン薬を用いることがあります。二次的な細菌感染があれば抗菌薬が必要になることがあります。悪化因子となる掻破、刺激の強い洗浄、乾燥を避けます。色素沈着だけが残った場合は、通常は時間とともに薄くなります。