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かいせん

疥癬

症状と特徴

強いかゆみを伴う皮膚炎で、かゆみは夜間に強くなることがあります。胸、腹、太もも、わきの下、手首、指の間、陰部などに小さな発疹、丘疹、水疱、ひっかき傷がみられます。手や指には、疥癬虫が皮膚の角質内に掘った数mm~1cm程度の線状の病変(疥癬トンネル)がみられることがあります。高齢者や免疫低下者では、厚い角質やかさぶたを伴う角化型疥癬となることがあり、多数のダニを含むため感染性が高くなります。

原因

ヒゼンダニ(疥癬虫)が皮膚の角質内に寄生して起こります。主に長時間の直接的な皮膚接触で感染し、寝具・衣類などを介した感染は、角化型疥癬では起こりやすくなります。通常の疥癬では、短時間の接触だけで感染することは一般に多くありません。

治療

医師の診断に基づき、駆虫薬による治療を行います。外用薬ではフェノトリンや、使用可能な場合はペルメトリンなどが用いられ、内服薬ではイベルメクチンが用いられます。薬剤により塗布範囲・塗布時間・再治療の要否が異なるため、指示どおりに使用します。クロタミトンなどはかゆみの軽減に用いられることがありますが、駆虫治療の代替にはなりません。かゆみはダニが死滅した後も数週間続くことがあります。濃厚接触者や同居家族は、症状がなくても同時に診察・治療の要否を検討します。衣類、寝具、タオルは洗濯・乾燥を行い、共有を避けます。イベルメクチンの妊娠中・授乳中・小児での使用は、年齢・体重・地域の承認状況・個別の利益とリスクを考慮して医師が判断します。

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