karada.me karada.me

かんしつせいぼうこうえん

間質性膀胱炎

症状と特徴

現在は「間質性膀胱炎・膀胱痛症候群(IC/BPS)」と呼ばれることもあります。膀胱に尿がたまると悪化し、排尿後に軽くなることが多い膀胱部・下腹部・骨盤部の痛み、圧迫感、不快感を主症状とします。頻尿、夜間頻尿、強い尿意を伴うことがあります。症状の程度は変動し、寛解と再燃を繰り返すことがあります。女性に多い傾向がありますが、男性にも起こります。感染による通常の膀胱炎とは異なり、尿培養で細菌感染が確認されないことが基本です。

原因

原因は完全には解明されていません。膀胱上皮のバリア機能異常、免疫・炎症反応、神経の過敏化、骨盤底筋の異常、遺伝的・環境的要因などが関与すると考えられています。特定のストレスやホルモンのみが原因と確定しているわけではありません。

治療

治療は症状と病型に応じて段階的に行います。症状日誌を用いた排尿・食事・痛みの把握、刺激になりやすい飲食物(例:カフェイン、アルコール、酸味の強い飲料など)の個別調整、膀胱訓練、骨盤底筋の過緊張がある場合の理学療法、痛みの治療などを行います。薬物療法として、鎮痛薬、抗ヒスタミン薬、三環系抗うつ薬などが用いられることがあります。日本ではジメチルスルホキシド(DMSO)などの膀胱内注入療法が選択されることがあります。膀胱水圧拡張は診断補助または治療選択肢の一つですが、全員にまず行う検査・治療ではありません。難治例では内視鏡的治療、ボツリヌス毒素膀胱壁内注射、神経調節療法などを専門施設で検討します。

関連する病気