こうちゅうしょう
鉤虫症
症状と特徴
軽い感染では無症状のことがあります。幼虫の皮膚侵入部位に赤くかゆい発疹が出ることがあり、感染数が多い場合や感染が長期に続く場合には、腹痛、下痢、食欲低下、鉄欠乏性貧血、倦怠感などが起こります。重症の貧血では息切れ、動悸、発育障害などを来すことがあります。
原因
ズビニ鉤虫やアメリカ鉤虫などの幼虫がいる土壌に、素足などで接触した際に幼虫が皮膚から侵入して感染します。幼虫は体内を移動した後、小腸で成虫となり、腸粘膜から吸血します。流行地では、汚染された土壌や衛生環境が感染に関係します。
治療
アルベンダゾールまたはメベンダゾールなどの駆虫薬を用います。貧血があれば鉄剤投与や栄養改善を行い、重症例では輸血などが必要になることがあります。流行地域では靴を履くこと、適切な排泄物処理、手洗いが予防に重要です。