karada.me karada.me

こうさんきゅうせいはいえん

好酸球性肺炎(PIE症候群)

症状と特徴

肺に好酸球が集積する肺炎で、急性好酸球性肺炎と慢性好酸球性肺炎があります。急性例では、急な発熱、乾いた咳、胸痛、呼吸困難が数日から数週間で現れ、重症では急性呼吸不全となることがあります。慢性例では、咳、痰、息切れ、発熱、喘鳴、体重減少などが数週間から数か月続きます。慢性例では喘息やアレルギー性疾患を合併する人が多く、治療の減量・中止後に再発することがあります。

原因

好酸球によるアレルギー性・免疫学的な肺の炎症です。原因を特定できないことも多いですが、急性好酸球性肺炎では喫煙開始、喫煙量の急な増加、加熱式たばこ・電子たばこを含む吸入曝露、薬剤などが関連することがあります。慢性好酸球性肺炎は原因不明のことが多く、喘息などのアレルギー性疾患との関連がみられます。寄生虫感染、薬剤、真菌などによる好酸球増多を区別する必要があります。

治療

副腎皮質ステロイド薬が有効です。急性例では酸素投与や人工呼吸管理が必要となることがありますが、適切に治療されれば改善は比較的速やかで、再発は慢性例より少ない傾向があります。慢性例では数か月以上のステロイド治療が必要になることがあり、減量時・中止後の再発に注意して経過をみます。原因となる可能性のある喫煙、電子たばこ、薬剤などは中止・回避します。喘息を合併する場合は吸入ステロイド薬などによる喘息治療も行います。

関連する病気