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こうはんせいはったつしょうがい

広汎性発達障害

症状と特徴

「広汎性発達障害」は、以前用いられた診断名です。現在は、国際的には主として「自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(ASD)」に整理されています。ASDでは、社会的コミュニケーションや対人相互作用の困難、限定された興味・反復的行動、感覚の偏りなどが、発達早期からみられ、生活や学習、対人関係に支障が生じることがあります。

保育所・幼稚園・学校などの集団生活で、ことばや対人関係、集団行動、強いこだわり、感覚過敏などについて心配や指摘がある場合は、評価と支援につなげます。症状の現れ方や支援の必要性には大きな個人差があります。

原因

ASDは神経発達症の一つで、遺伝的要因を含む複数の生物学的・環境的要因が関与すると考えられています。養育者の育て方、愛情不足、本人の努力不足が原因ではありません。ワクチン接種がASDの原因になるという科学的根拠はありません。

治療

ASDそのものを治すことを目的とするのではなく、本人の特性、年齢、生活上の困りごとに合わせて支援します。発達評価を行い、ことば・コミュニケーション支援、生活スキル支援、学校での合理的配慮、環境調整、家族支援、必要に応じた児童発達支援などを組み合わせます。睡眠障害、不安・抑うつ、注意欠如・多動症、強い易刺激性や自傷・他害などの併存症・関連症状がある場合には、心理療法や薬物療法を検討することがあります。

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