こうじょうせんりょうせいしゅよう
甲状腺良性腫瘍
症状と特徴
甲状腺の良性結節には、濾胞腺腫、腺腫様結節・腺腫様甲状腺腫、嚢胞性結節などがあります。女性に多い傾向があります。多くは無症状ですが、首のしこりや甲状腺の腫れとして気づかれます。大きくなると、圧迫感、飲み込みにくさ、声のかすれなどを伴うことがあります。嚢胞性結節は液体成分や出血を含むことがあり、急に大きくなったように感じる場合があります。
原因
多くの甲状腺良性結節の明確な原因は不明です。ヨード不足は世界的には甲状腺腫や結節のリスク要因ですが、ヨード摂取量が比較的多い日本における多くの良性結節を、ヨード不足のみで説明することはできません。
治療
超音波検査で結節の性状を評価し、悪性が疑われる場合や一定の大きさ・所見がある場合には穿刺吸引細胞診を行います。良性で小さく症状がなければ、定期的な超音波検査による経過観察が一般的です。大きくなる、圧迫症状がある、細胞診で悪性を否定できない、整容上の問題が大きい場合などには手術を検討します。嚢胞性結節では穿刺吸引、再発例ではエタノール注入療法などが選択されることがあります。