きゅうせいうったいせいにゅうせんえん
急性うっ滞性乳腺炎
症状と特徴
分娩後早期、特に乳汁分泌が増える時期に、乳房の張り、部分的または全体的な硬さ、圧痛、軽い発赤、熱感が現れます。細菌感染を伴わない初期の炎症では、必ずしも高熱や強い全身症状はみられません。ただし、症状が進行すると発熱や強い痛みを伴う乳腺炎・膿瘍へ移行することがあります。
原因
乳汁の流れが滞ることに加え、乳房への圧迫、授乳回数・授乳方法の変化、乳児の吸着不良、乳頭の痛みなどが関係します。初産かどうかにかかわらず起こり得ます。
治療
授乳は原則として継続可能です。乳児が乳房に適切に吸着できるよう、授乳姿勢や吸着を助産師・医療者に確認してもらいます。乳房を強く押し揉む深いマッサージや、乳房を空にしようとする過剰な搾乳は避けます。授乳後や痛みが強いときは冷却し、休養をとります。必要に応じて、授乳中にも使用可能な鎮痛解熱薬を用います。
24〜48時間程度で改善しない場合、38℃以上の発熱、悪寒、全身状態の悪化、局所の腫れや痛みの増悪がある場合は、細菌性乳腺炎や膿瘍を疑い、医療機関で抗菌薬や超音波検査の必要性を評価します。
24〜48時間程度で改善しない場合、38℃以上の発熱、悪寒、全身状態の悪化、局所の腫れや痛みの増悪がある場合は、細菌性乳腺炎や膿瘍を疑い、医療機関で抗菌薬や超音波検査の必要性を評価します。