きゅうせいふくびくうえん
急性副鼻腔炎
症状と特徴
鼻詰まり、鼻汁、後鼻漏、顔面痛・顔面の圧迫感、頭痛、嗅覚低下などがみられます。鼻汁はかぜの初期には水様性でも、経過中に粘り気を帯び、黄色や緑色になることがあります。前かがみで顔面痛が強くなることがあります。上顎洞の炎症では頬や上の歯の痛み、前頭洞の炎症では額や目の周囲の痛みが起こることがあります。強い炎症では、まれに眼窩内や頭蓋内への感染拡大を来します。
原因
多くはかぜなどのウイルス性上気道感染に続いて、副鼻腔の粘膜が腫れ、分泌物の排出が悪くなることで起こります。一部では細菌感染が関与します。歯の感染が上顎洞に波及する歯性上顎洞炎、鼻の外傷、鼻の構造異常などが原因となることもあります。
治療
十分な水分摂取、休養、鎮痛解熱薬、鼻洗浄、点鼻ステロイド薬などで症状を和らげます。症状が10日以上改善しない、いったん軽快後に悪化する、高熱や強い顔面痛が続くなど、細菌性副鼻腔炎が疑われる場合には、医師が抗菌薬を検討します。重症例、合併症が疑われる例、治療に反応しない例では、耳鼻咽喉科で画像検査、排膿処置、入院治療などが必要になることがあります。