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ふくびくうえん

副鼻腔炎

症状と特徴

鼻腔の周囲にある空洞である副鼻腔に炎症が起こる病気です。急性副鼻腔炎慢性副鼻腔炎があり、鼻水、鼻詰まり、後鼻漏(鼻水がのどへ流れる)、顔面の痛み・圧迫感、頭痛、頭重感、嗅覚低下などがみられます。急性では発熱や黄色・緑色の鼻汁を伴うことがあり、慢性では症状が長く続き、鼻茸(鼻ポリープ)を伴うことがあります。

原因

かぜなどによるウイルス感染、細菌感染、アレルギー性鼻炎、鼻茸、鼻中隔弯曲などにより、副鼻腔の換気や分泌物の排出が妨げられて起こります。かぜをひきやすい人、アレルギー性疾患のある人、鼻の構造上の狭さがある人では起こりやすい傾向があります。

治療

症状、持続期間、内視鏡検査や必要に応じたCT検査などを踏まえて治療します。急性例では、鎮痛解熱薬、鼻洗浄、点鼻ステロイド薬などが用いられ、細菌性副鼻腔炎が疑われる場合や重症例・遷延例では抗菌薬を使用します。慢性例では点鼻ステロイド薬、鼻洗浄、病態に応じた薬物治療を行い、改善が不十分な場合には内視鏡下副鼻腔手術を検討します。市販の血管収縮性点鼻薬の連用は、薬剤性鼻炎を起こすことがあるため避けます。

関連する病気

この病気に関連する病気

急性副鼻腔炎

きゅうせいふくびくうえん

鼻詰まり、鼻汁、後鼻漏、顔面痛・顔面の圧迫感、頭痛、嗅覚低下などがみられます。鼻汁はかぜの初期には水様性でも、経過中に粘り気を帯び、黄色や緑色になることがあります。前かがみで顔面痛が強くなることがあり

慢性副鼻腔炎

まんせいふくびくうえん

副鼻腔の炎症による鼻詰まり、粘り気のある鼻汁、後鼻漏、嗅覚低下、顔面の圧迫感などが、通常は12週間以上続く状態です。鼻茸を伴うことがあり、鼻茸が大きいと鼻詰まりや嗅覚障害が強くなります。鼻水がのどへ流

鼻詰まり

はなづまり

鼻詰まりは、鼻の空気の通りが悪く、鼻呼吸が十分にできない状態です。長引くと、口呼吸によるのどの乾燥、いびき、睡眠障害、日中の集中力低下、頭重感などを伴うことがあります。

鼻茸(鼻ポリープ)

はなたけ(はなポリープ)

鼻茸は、鼻腔や副鼻腔の粘膜に慢性炎症が続くことで生じる、半透明でやわらかい浮腫性の病変です。一般に悪性腫瘍ではありません。鼻水、鼻詰まり、後鼻漏、嗅覚低下・嗅覚脱失が主な症状です。大きくなると鼻腔をふ

アレルギー性鼻炎

あれるぎーせいびえん

くしゃみ、水様性鼻水、鼻詰まりが主な症状です。通年性では症状が比較的持続し、季節性では特定の花粉飛散時期に悪化します。目のかゆみ、充血、涙目、のどや耳のかゆみ、倦怠感などを伴うことがあります。

この病気を参照している病気

脳静脈洞血栓症

のうじょうみゃくどうけっせんしょう

頭痛が最も多く、数日から徐々に悪化することも、急に起こることもあります。吐き気・嘔吐、けいれん、視覚異常、意識障害、片麻痺、失語などを伴うことがあります。静脈のうっ滞により頭蓋内圧が上昇し、脳浮腫や静

脳膿瘍

のうのうよう

脳内に細菌などが感染して炎症・化膿を起こし、膿のたまり(膿瘍)ができる病気です。発熱、持続・増悪する頭痛、吐き気・嘔吐、意識障害、けいれん、片側の手足の麻痺、感覚障害、失語などが起こります。頭蓋内圧が

三叉神経痛

さんさしんけいつう

冷たい水で顔を洗う、あくび、くしゃみ、化粧、ひげ剃り、会話、咀嚼、歯磨き、風が頬に当たるなどの軽い刺激をきっかけに、顔の片側にえぐられるような鋭い電撃痛が突然起こります。痛みは通常数秒から2分程度で、

視神経炎

ししんけいえん

視覚情報を脳へ伝える視神経に炎症が起こる病気です。典型的には片眼の視力低下、視野中心部が暗く見える中心暗点、色があせて見える・左右で色の明るさが異なる症状、目を動かしたときの眼窩奥の痛みがみられます。

眼窩蜂巣炎(蜂窩織炎)

がんかほうかしきえん

眼窩内の組織に感染性炎症が起こる重症の病気です。まぶた・結膜の強い腫れと充血、眼球突出、眼球運動時の痛み、眼球運動障害、複視、視力低下、発熱、倦怠感、頭痛、吐き気などがみられます。視力低下、色覚低下、

中耳炎

ちゅうじえん

中耳に炎症を起こす病気の総称です。急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出性中耳炎、航空性中耳炎(気圧性中耳炎)などがあります。それぞれ原因や治療法は異なります。耳痛、耳閉感、難聴、耳だれ、発熱などがみられること

滲出性中耳炎

しんしゅつせいちゅうじえん

中耳に液体がたまる一方で、通常は急性の強い痛みや高熱を伴わない中耳炎です。難聴、耳が詰まる感じ、自分の声が響く感じなどが主な症状です。乳幼児では自覚症状を訴えにくく、聞こえの低下が言語発達や学習に影響

航空性中耳炎

こうくうせいちゅうじえん

飛行機、高層ビルのエレベーター、高地での移動、潜水などに伴う急な気圧変化で、中耳と外気の圧力差が大きくなって起こります。激しい耳痛、耳閉感、難聴、耳鳴りを生じることがあります。鼓膜の発赤・陥没、中耳の

耳痛

じつう

耳痛は、耳そのものの病気による痛みだけでなく、耳以外の部位からの関連痛として起こることがあります。耳に原因がある場合は、外耳炎、耳性帯状疱疹、耳垢・異物、外傷、急性中耳炎、乳様突起炎、気圧性中耳炎など

耳管狭窄症

じかんきょうさくしょう

耳が詰まる感じ、自分の声が響く感じ、軽い難聴などがみられます。中耳の換気が悪い状態が続くと、鼓膜が内側へ引き込まれ、滲出性中耳炎につながることがあります。かぜ、鼻炎、副鼻腔炎などがある時に起こりやすく

急性鼻炎

きゅうせいびえん

くしゃみや水のような鼻水が出て、2〜3日経つと鼻水が粘りを帯びることがあります。鼻粘膜の炎症と腫れにより鼻詰まりが起こり、口呼吸になると、のどの痛み、咳、痰、倦怠感、発熱などを伴うことがあります。鼻水

慢性鼻炎

まんせいびえん

鼻粘膜、特に鼻甲介の粘膜が慢性的に腫れ、鼻水と鼻詰まりが続きます。口呼吸により、のどの乾燥や痛み、咳、睡眠の質の低下を生じることがあります。アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、薬剤性鼻炎、鼻中隔弯曲症、腫瘍な

急性副鼻腔炎

きゅうせいふくびくうえん

鼻詰まり、鼻汁、後鼻漏、顔面痛・顔面の圧迫感、頭痛、嗅覚低下などがみられます。鼻汁はかぜの初期には水様性でも、経過中に粘り気を帯び、黄色や緑色になることがあります。前かがみで顔面痛が強くなることがあり

慢性副鼻腔炎

まんせいふくびくうえん

副鼻腔の炎症による鼻詰まり、粘り気のある鼻汁、後鼻漏、嗅覚低下、顔面の圧迫感などが、通常は12週間以上続く状態です。鼻茸を伴うことがあり、鼻茸が大きいと鼻詰まりや嗅覚障害が強くなります。鼻水がのどへ流

鼻中隔弯曲症

びちゅうかくわんきょくしょう

鼻腔を左右に分ける鼻中隔が左右どちらかへ曲がる、または突出する状態です。多くの人に程度の差はあるものの、症状がない場合は治療不要です。弯曲が強いと、片側または両側の鼻詰まり、口呼吸、いびき、鼻出血、睡

口臭

こうしゅう

実際に口から不快なにおいが発生する場合と、においがない、または周囲には気にならない程度であっても、本人が強く口臭を気にする場合があります。起床時、空腹時、緊張時などに一時的に強くなる生理的口臭と、持続

味覚障害

みかくしょうがい

味を感じにくい、味がしない、特定の味だけが弱い、実際とは異なる味に感じる、何も食べていないのに味を感じる、食べ物をまずく感じるなどの症状があります。味覚そのものの障害に加え、嗅覚低下によって食べ物の風

咽頭炎

いんとうえん

咽頭の炎症であり、急性と慢性があります。急性咽頭炎では、のどの痛み、飲み込み時の痛み、咽頭粘膜の発赤・腫れ、発熱、倦怠感、頭痛、咳などがみられます。咽頭側索の炎症が強いと、飲み込む際に耳へ響く痛みを感

慢性喉頭炎

まんせいこうとうえん

声がれ(嗄声)、声が出しにくい、のどの異物感、咳、頻回の咳払いなどが続きます。喉頭内視鏡では、粘膜の発赤、腫れ、乾燥、声帯のむくみや肥厚、萎縮、びらん、白色病変などがみられることがあります。声帯ポリー

睡眠時無呼吸症候群

すいみんじむこきゅうしょうこうぐん

睡眠中に呼吸が止まる、または浅くなることで、睡眠が分断され、日中の強い眠気、熟睡感の欠如、疲れやすさ、集中力・記憶力の低下、起床時の頭痛などが起こります。大きないびき、いびきが途中で止まり、あえぐよう

普通感冒

ふつうかんぼう

くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、のどの痛み、咳、痰、微熱などが主な症状です。嘔吐や下痢を伴うこともあります。インフルエンザと比べると、一般に発熱、頭痛、倦怠感、悪寒、食欲不振などの全身症状は軽い傾向がありま

ペニシリン耐性肺炎球菌感染症

ペニシリンたいせいはいえんきゅうきんかんせんしょう

ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)は、肺炎球菌のうちペニシリン系抗菌薬が効きにくい、または通常量では十分な効果が得られにくい菌です。中耳炎、副鼻腔炎、肺炎、菌血症、髄膜炎などを起こします。肺炎では発熱

精巣炎(睾丸炎)

せいそうえん(こうがんえん)

急性精巣炎では、精巣が急に腫れ、赤み、熱感、強い痛みを伴うことがあります。発熱や全身症状を伴う場合もあります。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)に伴う精巣炎は、思春期以降の男性で起こりやすいことがあります

ウェゲナー肉芽腫症

うぇげなーにくげしゅしょう

現在は「多発血管炎性肉芽腫症(GPA)」と呼ばれるANCA関連血管炎です。鼻、副鼻腔、耳、中耳、のど・気管などの上気道、肺、腎臓に炎症を起こしやすい病気です。鼻づまり、膿性または血性の鼻汁、鼻出血、副

免疫不全症候群

めんえきふぜんしょうこうぐん

免疫機能が低下し、感染症にかかりやすい、治りにくい、重症化しやすい状態です。同じ種類の感染を繰り返す、肺炎・副鼻腔炎・中耳炎を反復する、通常は病気を起こしにくい微生物による感染症(日和見感染症)を起こ

原発性免疫不全症

げんぱつせいめんえきふぜんしょう

乳幼児から感染症を反復・重症化することがあります。肺炎、中耳炎、副鼻腔炎、皮膚感染症、長引く下痢、口腔カンジダ症、発育不良などが手がかりになります。一般に幼児は感染症にかかることがありますが、重症感染