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まんせいようつうしょう

慢性腰痛症

症状と特徴

慢性腰痛は、一般に痛みが3か月(12週間)以上続く腰痛を指します。鈍い痛みが持続するほか、動作時痛、座位や立位の継続による悪化、活動量や睡眠、仕事・生活への支障を伴うことがあります。じっとしていても痛い、どの姿勢でも強く痛い、夜間に痛みで目が覚める、発熱や体重減少を伴う場合は、別の病気が背景にある可能性を考えます。

原因

姿勢や作業による腰への反復負荷、運動不足、肥満、椎間板・椎間関節などの加齢性変化、筋力・柔軟性の低下が関与します。また、痛みへの不安、抑うつ、睡眠障害、仕事や家庭のストレスなどの心理社会的要因も、痛みの持続や生活障害に影響することがあります。脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、骨折、炎症性疾患、感染症、悪性腫瘍、内臓疾患などが原因となる場合もあります。

治療

痛みを完全に避けるための安静を続けるより、無理のない範囲で活動を維持し、段階的に運動量を増やすことが基本です。ストレッチや、腹筋・背筋だけでなく体幹・臀部・股関節周囲を含む運動療法、ウォーキングなどの有酸素運動、姿勢・作業環境の見直し、体重管理を行います。痛みが強い時期には、NSAIDsなどの鎮痛薬を個別の副作用リスクに配慮して使用することがあります。痛みが長期化して生活への影響が大きい場合は、理学療法、認知行動的アプローチを含む包括的な痛みの管理が検討されます。牽引療法、温熱・冷却、コルセット、神経ブロックは、全員に一律に行う治療ではなく、原因や症状に応じて限定的に用いられます。

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