にゅうりんかのうよう
乳輪下膿瘍
症状と特徴
乳輪の下に痛みを伴うしこりができ、次第に大きくなります。乳輪部の発赤、腫脹、膿瘍形成がみられ、悪化すると皮膚が破れて膿が出ることがあります。排膿後に一時的に軽快しても、瘻孔ができて炎症を繰り返すことが特徴です。授乳とは関係なく発症することが多く、若年者から中年者にみられます。
原因
乳管の扁平上皮化生によって生じるケラチンなどで乳管が閉塞し、乳管の拡張・破綻と二次的な細菌感染が起こることが主な病態です。喫煙、陥没乳頭などが関連します。
治療
急性期には、超音波検査で膿瘍を確認し、穿刺吸引または切開排膿、必要に応じた抗菌薬投与を行います。再発を繰り返す場合や瘻孔がある場合には、病変に関係する乳管や瘻孔を含めて外科的に切除することが根治に有用です。禁煙は再発リスクの低減のため重要です。陥没乳頭がある場合は、再発状況や希望に応じて形成術を検討します。