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おうねつびょう

黄熱病

症状と特徴

通常3〜6日の潜伏期の後、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、吐き気などが現れる。多くは回復するが、一部ではいったん症状が軽快した後に再び高熱となり、黄疸、出血、腎障害、肝不全、ショックなどを起こす中毒期へ進行する。重症例では死亡することがある。日本国内での蚊を介した持続的な感染は報告されていないが、海外で感染した輸入症例には注意が必要である。

原因

熱帯アフリカおよび中南米の流行地域で、黄熱ウイルスを保有する蚊に刺されることで感染する。都市部では主にネッタイシマカが媒介し、森林では蚊と霊長類の間でウイルスが維持される。

治療

特異的な抗ウイルス薬はなく、輸液、出血・肝腎機能障害への対応、集中治療などの支持療法を行う。黄熱ワクチンは有効な予防法であり、流行地域へ渡航する場合は渡航外来・検疫所などで必要性を事前に相談する。入国時の国際予防接種証明書(イエローカード)の要否は渡航先・経由地により異なる。黄熱ワクチンの証明書は、初回接種後10日目から生涯有効と扱われる。

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