ぽりお(きゅうせいかいはくずいえん)
ポリオ(急性灰白髄炎)
症状と特徴
感染しても多くは無症状です。症状が出る場合は、発熱、頭痛、のどの痛み、嘔吐など、かぜに似た症状がみられます。無菌性髄膜炎を伴うこともあります。ごく一部では脊髄などの運動神経が障害され、発熱の前後に、主に手足の急性で左右非対称な弛緩性麻痺が起こります。麻痺が後遺症として残ることがあります。
原因
ポリオウイルスへの感染が原因です。主に便を介して感染します。日本では1980年以降、野生株ポリオウイルスによる国内感染例は報告されていませんが、海外では流行が残る地域があり、輸入感染のリスクはあります。
治療
ポリオウイルスそのものを除去する特異的治療薬はなく、呼吸・循環管理、水分管理、痛みなどに対する対症療法を行います。麻痺が残った場合は、リハビリテーション、装具、必要に応じた整形外科的治療などにより機能維持を図ります。予防には不活化ポリオワクチン(IPV)を含む定期接種を受けることが重要です。