シーがたパーソナリティしょうがい
C型パーソナリティ障害
症状と特徴
DSM-5のクラスターCに相当する分類で、回避性、依存性、強迫性パーソナリティ障害が含まれます。不安や恐れを背景に、対人関係を避ける、他者の判断に過度に頼る、完璧さや秩序へのこだわりのため柔軟に行動しにくい、といった特徴がみられます。回避性パーソナリティ障害では、拒絶や批判への強い恐れと自信の低さから、本来は人と関わりたいと思っていても対人関係を避けることがあります。強迫性パーソナリティ障害は、強迫症(強迫性障害)とは異なる病気で、完璧主義や統制へのこだわりが持続する人格傾向・機能障害を指します。性別による頻度は一概にはいえません。
原因
不安を感じやすい気質、遺伝的要因、発達過程での対人経験、家庭・社会環境などが複合的に関係すると考えられています。本人の努力不足が原因ではありません。
治療
認知行動療法、対人関係療法、スキーマ療法などの心理療法を通じて、不安への対処、自尊感情、柔軟な考え方や行動、適切な自立・対人関係を育てていきます。うつ病や不安症などを併存する場合には、抗うつ薬などを用いることがあります。抗不安薬、とくにベンゾジアゼピン系薬は依存、眠気、転倒などのリスクがあるため、漫然とした長期使用は避け、必要時に慎重に用います。