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しかん

子癇

症状と特徴

子癇は、妊娠高血圧腎症に関連して起こる、ほかの原因で説明できない全身性けいれん発作です。妊娠中だけでなく、分娩中や産後にも起こり、特に産後数日間は注意が必要です。突然、意識を失い、全身の硬直とけいれん、呼吸障害を起こすことがあります。発作に先立って、強い頭痛、視覚異常(目の前がちらつく、見えにくい、視野が狭い)、吐き気・嘔吐、みぞおち・右上腹部痛、めまいなどがみられることがありますが、前兆がない場合もあります。

原因

妊娠高血圧腎症に伴う脳血流の調節異常、血管内皮障害、脳浮腫などが関与すると考えられています。高血圧が著しくない場合にも起こり得ます。

治療

けいれん中は周囲の危険物を取り除き、本人を横向きにして気道を確保し、衣服を緩めます。口に指、箸、バイトブロックなどを無理に入れてはいけません。舌をかむことを防ごうとして口内に物を入れると、歯や口腔の損傷、窒息を招くおそれがあります。発作の時刻と持続時間を確認し、救急車を要請します。病院では、第一選択として硫酸マグネシウムを投与してけいれんを治療・予防し、必要に応じて降圧治療、酸素投与、集中管理を行います。母体を安定化したうえで、妊娠週数と母児の状態に応じて分娩を行います。

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