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しみ(かんぱん)

しみ(肝斑)

症状と特徴

肝斑は、主に成人女性の頬骨部、額、鼻の下、口周囲などに左右対称性に現れる褐色〜灰褐色の色素斑です。境界は比較的明瞭なことも不明瞭なこともあります。通常、痛みやかゆみはありません。そばかす、日光黒子、炎症後色素沈着、まれに他の皮膚疾患と区別が必要です。

原因

紫外線・可視光線、女性ホルモンの影響、妊娠、経口避妊薬やホルモン療法、摩擦などが悪化因子と考えられています。遺伝的素因も関与するとみられますが、発症機序の全てが解明されているわけではありません。

治療

遮光が治療の基本です。広域スペクトルの日焼け止めを使用し、帽子なども併用します。摩擦を避け、刺激の少ないスキンケアを行います。皮膚科では、ハイドロキノン、トレチノインなどの外用薬を状態に応じて用いることがあり、トラネキサム酸の内服を検討する場合もあります。トラネキサム酸には血栓症リスクなどの注意点があるため、血栓症の既往・リスクがある人、妊娠中・授乳中などでは医師に必ず相談します。レーザーや光治療は肝斑を悪化させることがあるため、適応を慎重に判断します。

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