しんせいじけつまくえん
新生児結膜炎
症状と特徴
出生後28日以内にみられる結膜炎です。結膜の充血、まぶたの腫れ、涙や目やに、膿性の分泌物、結膜表面のむくみや膜状の所見などが現れます。淋菌によるものは出生後2〜5日ごろに強い腫れと膿性分泌物を生じやすく、クラミジアによるものは生後5〜14日ごろに発症することが多く、肺炎を合併することがあります。原因によっては角膜障害や全身感染の危険があります。
原因
産道を通る際などに、母体由来の病原体に曝露して起こります。原因にはクラミジア・トラコマチス、淋菌、その他の細菌、単純ヘルペスウイルスなどがあります。また、感染ではなく、点眼薬などによる刺激で起こることもあります。原因微生物は症状だけでは確定できないため、必要に応じて分泌物の検査を行います。
治療
原因に応じて治療します。細菌性結膜炎では抗菌点眼薬を用いることがありますが、淋菌感染が疑われる場合は緊急性が高く、原則として全身投与の抗菌薬による治療と全身評価が必要です。クラミジア結膜炎も点眼薬のみでは不十分で、通常は全身投与の抗菌薬で治療し、肺炎の有無を確認します。単純ヘルペスウイルスが疑われる場合は抗ウイルス薬による全身治療を要することがあります。性感染症が原因の場合、母親およびパートナーの検査・治療も重要です。
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