しろうせいひふえん
脂漏性皮膚炎
症状と特徴
頭皮、眉間・眉毛、鼻のわき、耳の周囲、胸部中央、わきの下、鼠径部など、皮脂の多い部位に赤みと、白色から黄色調の細かい鱗屑(ふけ様の皮むけ)が生じます。かゆみは軽度から中等度ですが、頭皮ではふけやかゆみとして気づかれることがあります。乳児期と成人に多くみられます。
原因
皮脂の多い部位に常在するMalassezia(マラセチア)という酵母に対する皮膚の炎症反応、皮脂量、皮膚バリア機能などが関係します。ストレス、睡眠不足、寒冷・乾燥などで悪化することがあります。ビタミンB群不足が主な原因であるという根拠は限定的です。
治療
治療の中心は抗真菌薬です。頭皮にはケトコナゾール、ミコナゾール、ジンクピリチオン、セレン化硫黄などを含む薬用シャンプーを、顔や体には抗真菌外用薬を用いることがあります。赤みやかゆみが強い場合は、部位と期間を限定して弱いステロイド外用薬やカルシニューリン阻害薬を使用します。再発しやすいため、症状が落ち着いた後も薬用シャンプー等による維持療法を行うことがあります。洗い過ぎや強い摩擦は避け、皮膚・頭皮をやさしく清潔に保ちます。
関連する病気
この病気を参照している病気
粃糠性脱毛症
ひこうせいだつもうしょう
大量のふけ様の鱗屑が頭皮に付着し、毛穴周囲に角質がたまることがあります。頭皮の赤みやかゆみを伴うことも、伴わないこともあります。脱毛がみられる場合は、多くは炎症や掻破に伴う一時的な脱毛ですが、頭部白癬
ふけ症
ふけしょう
頭皮の角質が細かい白色または黄白色の皮膚片としてはがれ落ちる状態です。少量のふけは生理的にみられますが、目立つ量が持続して衣服に落ちる、頭皮のかゆみや赤みを伴う場合は治療の対象になることがあります。
眼瞼縁炎
がんけんえん(ただれめ)
まぶたの縁、特にまつげの根元に慢性的な炎症が起こります。かゆみ、赤み、刺激感、異物感、目やに、かさぶた、まつげ周囲のフケのような付着物、痛みなどがみられます。慢性化・重症化すると、まつげの脱落や乱生、