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ひこうせいだつもうしょう

粃糠性脱毛症

症状と特徴

大量のふけ様の鱗屑が頭皮に付着し、毛穴周囲に角質がたまることがあります。頭皮の赤みやかゆみを伴うことも、伴わないこともあります。脱毛がみられる場合は、多くは炎症や掻破に伴う一時的な脱毛ですが、頭部白癬乾癬、接触皮膚炎、瘢痕性脱毛症などとの区別が重要です。

「粃糠性脱毛症」という名称は現在では独立した病名としてはあまり用いられず、脂漏性皮膚炎などに伴う頭皮の鱗屑・脱毛として評価されることがあります。

原因

皮脂分泌、頭皮の角化、皮膚常在真菌であるマラセチアの増殖、炎症反応などが関与すると考えられます。ただし、ふけや鱗屑だけが直接かつ恒久的な脱毛原因になるとは限らず、別の脱毛症が隠れていないか診断が必要です。

治療

原因疾患を確認して治療します。脂漏性皮膚炎が疑われる場合は、抗真菌成分を含むシャンプーや外用薬を用い、炎症やかゆみが強いときには短期間の外用ステロイド薬、またはステロイド以外の抗炎症外用薬が検討されます。

洗髪は頭皮の状態に応じて行い、爪を立てて洗う、強い洗浄剤を使う、整髪料を残すなどの刺激を避けます。急速な脱毛、痛み、膿、強い赤み、円形の脱毛斑がある場合は、自己判断で市販薬を続けず皮膚科を受診します。ビタミンBの補充は、栄養欠乏がある場合を除いて標準的治療ではありません。

関連する病気

この病気に関連する病気

頭部白癬

とうぶはくせん

白癬菌が頭皮と毛髪に感染する病気です。ふけのような鱗屑、かゆみ、赤み、毛髪が途中で折れることによるまだらな脱毛がみられます。毛髪が黒い点のように残ることもあります。 炎症が強い場合は、痛みを伴う腫れ

乾癬

かんせん

境界が比較的明瞭な赤い盛り上がりの上に、銀白色のうろこ状のかさかさした皮膚(鱗屑)が付く慢性炎症性疾患です。頭皮、ひじ、膝、腰、殿部などに多くみられ、かゆみを伴うことがあります。爪の変形や、関節痛・腫

瘢痕性脱毛症

はんこんせいだつもうしょう

毛包が炎症や損傷によって破壊され、脱毛部に毛穴が見えなくなり、皮膚がつるつる、萎縮性、硬い、または色調変化を伴う状態です。毛包が完全に破壊された部位では、自然に毛髪が再生することは通常ありません。

脂漏性皮膚炎

しろうせいひふえん

頭皮、眉間・眉毛、鼻のわき、耳の周囲、胸部中央、わきの下、鼠径部など、皮脂の多い部位に赤みと、白色から黄色調の細かい鱗屑(ふけ様の皮むけ)が生じます。かゆみは軽度から中等度ですが、頭皮ではふけやかゆみ

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頭皮、眉間・眉毛、鼻のわき、耳の周囲、胸部中央、わきの下、鼠径部など、皮脂の多い部位に赤みと、白色から黄色調の細かい鱗屑(ふけ様の皮むけ)が生じます。かゆみは軽度から中等度ですが、頭皮ではふけやかゆみ