しつないしょう
膝内障
症状と特徴
膝内障は、半月板、靱帯、関節軟骨、滑膜など、骨以外の膝関節内・周囲組織の損傷や障害による機能障害を指す歴史的・包括的な用語です。膝の痛み、腫れ、関節内に液体や血液がたまる状態、引っ掛かり感、膝が急に動かなくなるロッキング、曲げ伸ばしの制限、不安定感などが起こることがあります。現在は原因となる病変を、半月板損傷、前十字靱帯損傷、側副靱帯損傷、軟骨損傷などとして具体的に診断するのが一般的です。
原因
スポーツ、転倒、交通事故などで、膝にひねり、過伸展、衝突、急停止・急方向転換などの力が加わると、半月板や靱帯などを損傷することがあります。加齢に伴う半月板変性や変形性膝関節症に関連して症状が生じることもあります。
治療
急性期には、無理な運動を避け、必要に応じて冷却、圧迫、挙上、鎮痛薬、装具などで症状を抑えます。診察、X線検査、必要に応じてMRI検査などにより原因を確認します。多くは運動療法・理学療法、筋力訓練、活動調整などの保存的治療から開始しますが、ロッキングが持続する、明らかな不安定性がある、修復可能な半月板損傷や重度の靱帯損傷などでは、関節鏡手術や靱帯再建術が検討されます。