しずいえん
歯髄炎
症状と特徴
軽い歯髄炎では、冷水・温水・甘味・冷気などの刺激で歯がしみたり痛んだりします。炎症が進むと、刺激がなくてもズキズキする自発痛、夜間痛、温かい物で強くなる痛みなどが起こることがあります。炎症が歯髄全体に及ぶと痛みが持続し、歯髄が壊死すると一時的に痛みが軽くなることがありますが、感染が歯根の先へ広がるおそれがあります。食べ物が触れる痛みや、歯を軽く叩くと痛む症状は、歯根の周囲まで炎症が及んでいる場合にもみられます。
原因
最も多い原因は、進行したむし歯による細菌感染です。古い詰め物・被せ物の周囲や下にできる二次う蝕でも起こります。打撲、歯の破折、強い咬合力、歯の摩耗、まれに歯科治療による刺激なども原因になります。
治療
歯髄の炎症が回復可能かどうかを、症状、歯髄の反応、エックス線検査などから歯科医師が判断します。回復が期待できる場合には、むし歯を除去して保護材や修復材料で歯髄を保存する治療(生活歯髄切断法を含む)が検討されます。回復が見込めない場合や歯髄が壊死・感染している場合は、根管治療として歯髄や感染した組織を除去し、根管を洗浄・消毒して緊密に充填します。その後、歯の残存量に応じて土台を築造し、詰め物やクラウンで修復します。
治療後に数日程度の痛みや知覚過敏が生じることはありますが、痛みが増強する、腫れや発熱が出る、数日以上強い痛みが続く場合は再受診が必要です。抗菌薬は、顔面の腫れ、発熱、感染の拡大などがある場合に限って補助的に用いられ、通常の歯髄炎・歯痛に漫然と使用するものではありません。
治療後に数日程度の痛みや知覚過敏が生じることはありますが、痛みが増強する、腫れや発熱が出る、数日以上強い痛みが続く場合は再受診が必要です。抗菌薬は、顔面の腫れ、発熱、感染の拡大などがある場合に限って補助的に用いられ、通常の歯髄炎・歯痛に漫然と使用するものではありません。