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しょうちょうけいしつ

小腸憩室

症状と特徴

小腸は十二指腸、空腸、回腸からなり、いずれにも憩室ができます。小腸憩室の多くは十二指腸憩室で、無症状のまま偶然見つかり、通常は治療を必要としません。まれに憩室炎、出血、穿孔、腸閉塞、細菌異常増殖による吸収不良などを起こします。十二指腸乳頭の近くにある傍乳頭憩室が胆管や膵管の流れを妨げ、黄疸、胆管炎、膵炎などを起こす状態はレンメル症候群と呼ばれます。

原因

先天性の憩室もありますが、多くは後天性で、加齢、腸管壁の脆弱化、腸管運動異常や内圧上昇などが関与すると考えられています。傍乳頭十二指腸憩室によるレンメル症候群では、憩室による胆管周囲への圧迫や乳頭機能への影響が関与します。

治療

無症状の小腸憩室は原則として治療不要です。憩室炎、出血、穿孔、腸閉塞がある場合は、重症度に応じて絶食・補液、鎮痛薬、必要時の抗菌薬、内視鏡治療、手術を行います。レンメル症候群では、胆管炎や閉塞性黄疸の有無に応じて内視鏡的胆道ドレナージや内視鏡治療が選択されることが多く、手術は内視鏡治療で対応できない場合や合併症がある場合に検討されます。

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