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そこうしょうがい

素行障害

症状と特徴

素行症(従来の素行障害)は、他者の基本的権利や年齢相応の社会的規範を繰り返し侵害する行動パターンです。人や動物への攻撃、脅迫・いじめ、物の破壊、放火、盗み、重大な規則違反などが含まれます。単発の反抗や一時的な問題行動だけで診断されるものではなく、行動の持続性、頻度、重大さ、年齢や発達段階を考慮して専門家が判断します。本人が行動の影響を十分に理解できない場合もありますが、一律に「自覚がない」とはいえません。ADHD、学習症、知的発達症、不安症・抑うつ、トラウマ関連症などを併存することがあります。

原因

遺伝的・気質的要因、衝動性や感情調節の困難、神経発達症、養育環境、虐待・ネグレクト、暴力被害、学校や地域での困難など、多数の要因が相互に関係します。本人や家族のみを責めるのではなく、危険因子と本人の強みの両方を評価します。

治療

安全確保を最優先に、本人・家族・学校を含む包括的な支援を行います。親への行動支援・ペアレントトレーニング、家族療法、認知行動療法、問題解決技能や感情調節を学ぶ支援、学校での行動支援などが用いられます。ADHD、抑うつ、不安症、睡眠障害、物質使用などの併存症があれば治療します。素行症そのものに対する薬物療法は第一選択ではありませんが、重い攻撃性などでは専門医が慎重に薬物療法を検討することがあります。

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