そういえん
爪囲炎
症状と特徴
爪の周囲が赤く腫れ、熱感、ずきずきする痛み、圧痛を生じます。急性例では膿がたまることがあります。慢性例では、爪周囲の腫れ、皮膚の荒れ、甘皮の消失、爪の変形や変色がみられることがあります。
原因
ささくれ、深爪、爪周囲をむしる癖、けが、陥入爪、頻繁な水仕事や洗剤への接触などで皮膚バリアが傷つき、細菌が感染して起こります。急性爪囲炎では黄色ブドウ球菌などの細菌が多く、慢性爪囲炎では刺激性皮膚炎・湿疹が基礎にあり、カンジダが関与することがあります。膿の色だけで原因菌を確実に特定することはできません。
治療
軽症では患部を清潔に保ち、ぬるま湯で温める処置や、医師の指示による外用抗菌薬などを行います。膿瘍がある場合は、切開して排膿することが重要で、必要に応じて抗菌薬を内服します。慢性爪囲炎では、水や洗剤などの刺激を避け、手袋を適切に使用し、外用ステロイド薬や抗真菌薬などを病態に応じて用います。爪を抜く処置は通常は必要なく、爪の下に及ぶ重症感染や他の病気が疑われる場合などに限定して検討されます。