そうたんかんかくちょうしょう
総胆管拡張症
症状と特徴
先天的な胆道拡張症(choledochal cyst)で、胆管、とくに総胆管が拡張します。腹痛、黄疸、腹部腫瘤が古典的な3症状ですが、3つがそろう例は多くありません。乳児では灰白色便、黄疸、嘔吐、発熱がみられることがあり、幼児以降や成人では腹痛、胆管炎、膵炎などを契機に発見されることがあります。東アジアの女性に比較的多い傾向があります。
原因
多くは先天的な胆道の形態異常で、膵管と胆管の合流異常(膵・胆管合流異常)が関連することがあります。膵液の胆道内への逆流などが、胆管拡張、炎症、結石形成、がんのリスクに関与すると考えられています。
治療
原則として、症状の有無にかかわらず専門施設で治療を検討します。一般的には拡張した肝外胆管と胆嚢を切除し、肝管と空腸をつなぐRoux-en-Y肝管空腸吻合術を行います。肝内胆管にも拡張・狭窄がある型では、病変の範囲により内視鏡治療、追加手術、まれに肝切除が必要になることがあります。手術後も胆管結石、胆管炎、胆道がんのリスクが完全にはなくならないため、長期的な定期フォローが必要です。
関連する病気
この病気に関連する病気
膵炎
すいえん
膵臓内で消化酵素が活性化され、膵臓自身や周囲組織に炎症・障害が起こる病気です。急性に発症する急性膵炎と、炎症・線維化が持続して膵機能が低下する慢性膵炎があります。
がん
がん
がんの症状は発生部位と進行度により異なり、初期には無症状のことも少なくありません。しこり、出血、痛み、長引く咳や声のかすれ、飲み込みにくさ、便通・排尿の変化、治らない皮膚病変、原因不明の体重減少や強い
がん
がん
がんの症状は発生部位と進行度により異なり、初期には無症状のことも少なくありません。しこり、出血、痛み、長引く咳や声のかすれ、飲み込みにくさ、便通・排尿の変化、治らない皮膚病変、原因不明の体重減少や強い