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あめーばせきり

アメーバ赤痢

症状と特徴

赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)による感染症です。潜伏期間は通常2~4週間ですが、数か月から数年後に発症することもあります。下痢、粘血便、しぶり腹、排便時の下腹部痛などが現れ、症状がよくなったり悪くなったりすることがあります。無症状で病原体を保有する場合もあります。

原虫が腸壁から侵入して肝臓などに広がると、アメーバ性肝膿瘍を生じることがあります。肝膿瘍では発熱、右上腹部痛、寝汗などがみられます。

原因

赤痢アメーバのシスト(嚢子)を口から摂取することで感染します。便で汚染された水や食品、手指を介した感染のほか、口腔・肛門接触を伴う性行為を介して感染することがあります。シストから出た原虫が大腸に定着し、腸炎や腸管外病変を起こします。

治療

症候性の腸炎や肝膿瘍には、通常メトロニダゾールまたはチニダゾールなどの組織内に作用する薬剤を用います。その後、腸管内に残るシストを除去して再発・感染拡大を防ぐため、パロモマイシンなどの腸管内作用薬を追加します。無症状の保有者でも腸管内作用薬による治療が検討されます。肝膿瘍は薬物治療が基本ですが、破裂の危険がある場合、診断が不明確な場合、薬物治療への反応が乏しい場合などには穿刺・ドレナージが必要になることがあります。

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