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ばせどうびょう

バセドウ病

症状と特徴

甲状腺腫、動悸、頻脈、手指の震え、発汗増加、暑がり、体重減少、下痢、倦怠感、筋力低下、不眠、集中力低下などが起こります。甲状腺ホルモンの増加により代謝が過剰に高まるため、安静時でも動悸があり、軽い運動でも息切れしやすくなります。眼が出て見える、まぶたが腫れる、目の乾燥・痛み、複視などの甲状腺眼症を伴うことがあります。女性に多い傾向がありますが、男性にも発症します。

原因

甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体に対する自己抗体(TRAbなど)が作られ、この抗体が甲状腺を持続的に刺激して甲状腺ホルモンが過剰に作られる自己免疫疾患です。遺伝的素因に加え、喫煙、ストレス、妊娠・出産後などが発症や増悪に関係することがありますが、個々の発症原因を特定できないことも少なくありません。

治療

抗甲状腺薬による薬物療法、放射性ヨウ素内用療法、手術療法が主な治療です。治療法は年齢、甲状腺の大きさ、再発歴、妊娠希望、眼症の有無、本人の希望などを考慮して選択します。動悸や震えにはβ遮断薬を併用することがあります。抗甲状腺薬では、発熱や強いのどの痛みが出た場合、無顆粒球症の可能性があるため服薬を中止して直ちに医療機関へ連絡し、血液検査を受けます。放射性ヨウ素内用療法は妊娠中・授乳中には行わず、活動性の強い眼症がある場合は慎重な判断が必要です。喫煙は眼症を悪化させるため禁煙が勧められます。

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