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ちゅうしんせいみゃくらくもうまくしょう

中心性脈絡網膜症

症状と特徴

網膜の中心部で、ものを見るうえで重要な黄斑部に、脈絡膜側から漏れた液体(漿液)がたまり、網膜が浮き上がる病気です。中心性漿液性脈絡網膜症ともいいます。片眼に起こることが多く、中心部が暗い・かすむ、小さく見える、直線がゆがんで見える(変視症)、色が薄く見えるなどの視覚症状がみられます。比較的若年~中年の男性に多い傾向がありますが、女性や高齢者にも起こります。急性例の多くは数か月程度で自然に軽快しますが、再発や慢性化を繰り返すことがあり、視機能の障害や変視症が残る場合があります。

原因

詳しい発症機序は完全には解明されていませんが、脈絡膜の血管透過性の異常などが関与すると考えられています。心理的ストレス、睡眠不足、過労との関連が指摘されています。副腎皮質ステロイド薬の内服・注射・吸入・外用などの使用は重要な関連因子であり、使用中の場合は自己判断で中止せず、処方医と眼科医に相談します。高血圧、睡眠時無呼吸症候群などが関連することもあります。

治療

急性で軽症の例では、光干渉断層計(OCT)などで経過を観察し、自然軽快を待つことがあります。ステロイド薬を使用している場合は、病気の治療上可能であれば処方医と相談して減量・変更を検討します。漿液性網膜剥離が長期間続く、再発を繰り返す、視力への影響が大きい場合には、漏出点に対するレーザー光凝固や、主に慢性例に対する光線力学療法(PDT)が検討されます。内服薬で黄斑部の腫れを確実に改善する標準治療は確立していません。

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