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だえきせんがん

唾液腺がん

症状と特徴

唾液腺がんは、耳下腺、顎下腺、舌下腺などの大唾液腺や、小唾液腺に生じます。耳下部、顎下部、口腔底、頬、唇、口の中などにしこりとして気づくことがあります。耳下腺がんは無痛性のしこりとして現れることが多い一方、痛み、急速な増大、顔面神経麻痺、開口障害がある場合は悪性を疑う所見です。顎下腺がんでは顎下部の腫れ、舌下腺がんでは口腔底やおとがい下部の腫れがみられます。頸部リンパ節が腫れることもあります。

原因

多くは原因不明です。過去の放射線曝露は一部の唾液腺腫瘍のリスク因子とされています。そのほか、特定の職業性曝露や遺伝子異常の関与が示唆される場合がありますが、個々の発症原因を特定できないことがほとんどです。

治療

治療の基本は手術です。腫瘍の部位・悪性度・進展に応じて、唾液腺の切除、周囲組織の切除、必要に応じた頸部郭清術を行います。耳下腺手術では、可能な限り顔面神経を温存しますが、がんが神経に浸潤している場合には切除・再建が必要となることがあります。高悪性度、断端陽性、リンパ節転移、神経周囲浸潤などの再発リスクが高い場合は、術後放射線治療を行います。再発・転移例では、組織型や遺伝子異常に応じた薬物療法、分子標的薬、免疫療法を検討することがあります。

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