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がんめんしんけいまひ

顔面神経麻痺

症状と特徴

顔面神経の働きが弱くなると、泣いたときの口角の左右差、片側の顔の動きの乏しさ、まぶたを閉じにくい、哺乳しにくいなどがみられます。症状が片側だけか、安静時にもあるか、ほかの神経症状を伴うかを確認します。

原因

分娩時の圧迫や牽引、鉗子分娩などに関連した一時的な顔面神経損傷で起こることがあります。一方で、先天的な顔面筋・神経の異常、感染症、中枢神経の病気などが原因となることもあるため、症状の程度や経過に応じて鑑別します。

治療

分娩時の一時的な圧迫によるものは、多くが数週間から数か月で改善します。目を完全に閉じられない場合は、角膜を乾燥や傷から守るための保湿や眼科的管理が重要です。改善しない場合、麻痺が強い場合、ほかの神経症状や全身症状がある場合は、原因の精査と専門的治療を行います。

関連する病気

この病気を参照している病気

顔面神経麻痺(ベル麻痺)

がんめんしんけいまひ(べるまひ)

顔面神経の麻痺により、通常は片側の額、まぶた、口元を含む顔面全体の筋肉が動かしにくくなります。額にしわを寄せられない、目を完全に閉じられない、口角が下がる、口から飲食物やよだれがこぼれるなどがみられま

眼瞼外反

がんけんがいはん

まぶた、特に下まぶたの縁が外側へめくれ、結膜が露出する状態です。涙が鼻へ流れにくくなるため涙目になりやすく、充血、異物感、目やに、乾燥、痛みが起こります。まぶたが十分に閉じない場合は角膜が乾燥して露出

表層角膜炎

ひょうそうかくまくえん

角膜表面の上皮に傷や炎症が生じた状態です。角膜は感覚神経が豊富なため、強い眼痛、異物感、充血、涙目、まぶしさ、目を開けにくいといった症状が現れます。一時的にかすみや視力低下を伴うこともあります。

耳性帯状疱疹(耳ヘルペス)

じせいたいじょうほうしん(みみへるぺす)

耳の周囲の違和感や鈍痛に続き、耳たぶ、耳介、外耳道などに、神経の分布に沿った赤い発疹や小さな水ぶくれが現れます。強い耳痛のほか、顔面神経麻痺、難聴、耳鳴り、めまいなどを伴うことがあります。めまいは数日

聴神経腫瘍

ちょうしんけいしゅよう

現在は多くが前庭神経鞘腫と呼ばれ、聴神経そのものより前庭神経から発生することが多い良性腫瘍です。片側の進行性難聴、耳鳴り、言葉の聞き取りにくさが代表的な初期症状です。ふらつきや平衡障害がみられることが

唾液腺良性腫瘍

だえきせんりょうせいしゅよう

痛みのない、ゆっくり大きくなるしこりとして気づくことが多いです。多形腺腫は代表的な良性唾液腺腫瘍で、耳下腺、顎下腺、口蓋などに発生します。一般に可動性のある腫瘤として触れることがあります。通常、痛みや

ギラン・バレー症候群

ぎらん・ばれーしょうこうぐん

感染症、とくに下痢やかぜ様症状の後、通常は数日から4週間以内に、足のしびれ、痛み、脱力から始まり、左右対称性に筋力低下が上行することがあります。腱反射が低下または消失し、歩行困難、顔面神経麻痺、飲み込

ハンセン病

はんせんびょう

皮膚の色が薄い、赤褐色、または赤みを帯びた斑点・盛り上がりが現れ、その部位の触覚・痛覚・温度覚が低下することがあります。末梢神経の腫れや障害により、しびれ、神経痛、筋力低下、手足の変形や拘縮、顔面神経

帯状疱疹

たいじょうほうしん

かつて体内に侵入した水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化して起こります。発疹に先立ち、神経痛のような痛み、ピリピリ感、かゆみなどが現れ、数日後に体の片側の神経に沿って帯状に赤い発疹や水ぶくれができます。頭

ライム病

らいむびょう

刺咬後数日から数週間で、刺し口を中心に徐々に広がる赤い発疹(遊走性紅斑)が現れることがあります。発熱、頭痛、だるさ、筋肉痛、関節痛などを伴うことがあります。治療されない場合、一部では顔面神経麻痺、髄膜

唾液腺がん

だえきせんがん

唾液腺がんは、耳下腺、顎下腺、舌下腺などの大唾液腺や、小唾液腺に生じます。耳下部、顎下部、口腔底、頬、唇、口の中などにしこりとして気づくことがあります。耳下腺がんは無痛性のしこりとして現れることが多い

分娩麻痺

ぶんべんまひ

分娩に関連して末梢神経が傷つくことで、腕の動きが弱い・左右差がある、呼吸が苦しい、泣いたときに顔の動きが左右非対称になるなどの症状が起こります。主なものに腕神経叢麻痺、横隔膜神経麻痺、顔面神経麻痺があ