ふくへきはんこんへるにあ
腹壁瘢痕ヘルニア
症状と特徴
開腹手術や腹部外傷の傷跡付近で、腹壁のすき間から腹膜に包まれた腸管や脂肪組織が突出する状態です。傷跡のふくらみのほか、違和感、痛み、重だるさがみられます。大きいヘルニアでは腹部の見た目の変化、動作のしにくさ、便通異常などを伴うことがあります。腸管がはまり込んで戻らない嵌頓・絞扼では、激しい痛み、嘔吐、腸閉塞や腸管壊死を起こすことがあります。
原因
手術創の腹壁が十分に治癒しないことや、腹壁が弱くなることが原因です。術後感染、創部離開、肥満、糖尿病、喫煙、低栄養、ステロイド・免疫抑制薬の使用、慢性のせき、便秘、腹水、重い物を持つことなどが発症や再発のリスクとなります。
治療
症状、ヘルニアの大きさ、嵌頓リスク、全身状態を評価して手術の必要性を判断します。小さなヘルニアでは縫合のみで修復することもありますが、成人の腹壁瘢痕ヘルニアでは再発を減らすため、人工メッシュを用いた修復術が広く行われます。開腹手術または腹腔鏡・ロボット支援手術が選択されます。体重管理、禁煙、糖尿病・栄養状態の改善、便秘や慢性咳嗽の治療は、手術前後の合併症や再発の低減に役立ちます。
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腹部外傷
ふくぶがいしょう
腹部外傷では、腹腔内出血、臓器損傷、消化管穿孔による腹膜炎、またはその両方が起こります。腹痛、圧痛、腹部膨満、吐き気、血尿、血便、めまい、頻脈、血圧低下などがみられます。腹腔内出血があっても外見上の傷
糖尿病
とうにょうびょう
糖尿病は初期には症状がないことが多く、健康診断などで発見されます。高血糖が進むと、口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、食欲の変化、だるさ、疲れやすさ、体重減少、皮膚のかゆみ、感染症にかかりやすい、傷が治りにく
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