ひぎゃくたいじしょうこうぐん
被虐待児症候群
症状と特徴
虐待によってこどもに起こる、こころとからだの障害をいいます。児童虐待には、身体に傷を負わせる身体的虐待、こどもにわいせつな行為をしたり強要したりする性的虐待、食事・入浴・医療・教育など必要な世話をしないネグレクト、暴言・脅し・無視などで傷つける心理的虐待があります。こどもの前で家庭内暴力(DV)を行うことも心理的虐待に含まれます。
身体面では、打撲、骨折、熱傷などの外傷のほか、栄養不足による体重増加不良や発達の遅れ、不衛生な環境や受診の遅れによる病気などがみられます。重症化すると衰弱、重い後遺症、死亡につながることがあります。
精神・行動面では、強い不安、恐怖、おどおどした態度、自己肯定感の低下、対人関係の困難、睡眠の問題、退行、自傷行為、攻撃性などがみられることがあります。心的外傷後ストレス症(PTSD)、うつ病・不安症、適応上の問題などを生じることもあり、症状は虐待を受けている時期だけでなく、思春期以降に明らかになる場合もあります。ただし、虐待を受けた人が必ず将来虐待を行うわけではなく、適切な支援によって連鎖を防ぐことが重要です。
身体面では、打撲、骨折、熱傷などの外傷のほか、栄養不足による体重増加不良や発達の遅れ、不衛生な環境や受診の遅れによる病気などがみられます。重症化すると衰弱、重い後遺症、死亡につながることがあります。
精神・行動面では、強い不安、恐怖、おどおどした態度、自己肯定感の低下、対人関係の困難、睡眠の問題、退行、自傷行為、攻撃性などがみられることがあります。心的外傷後ストレス症(PTSD)、うつ病・不安症、適応上の問題などを生じることもあり、症状は虐待を受けている時期だけでなく、思春期以降に明らかになる場合もあります。ただし、虐待を受けた人が必ず将来虐待を行うわけではなく、適切な支援によって連鎖を防ぐことが重要です。
原因
保護者その他の養育者などが、こどもに身体的、性的、心理的虐待またはネグレクトを行うことで起こります。背景には、家庭内の人間関係の問題、経済的困難、社会的孤立、保護者の心身の不調、依存症、DV、育児負担、意図しない妊娠・出産、こどもの医療的・発達的な支援ニーズ、保護者自身の被虐待体験など、複数の要因が関係することがあります。ただし、これらは虐待を正当化する理由にはなりません。
治療
最優先はこどもの安全確保です。危険がある場合は、児童相談所、警察、医療機関などと連携し、安全な場所への一時保護や保護者からの分離を検討します。外傷、栄養状態、感染症、発達状況などを評価して身体的治療を行い、必要に応じてトラウマに配慮した心理的支援、児童精神科治療、家族支援を行います。
虐待している、または虐待のおそれがある養育者にも、精神医療、依存症治療、育児支援、経済・福祉支援などが必要な場合があります。虐待が疑われるこどもを見つけた場合、児童福祉法により、児童相談所などへの通告が求められます。通告・相談は児童相談所虐待対応ダイヤル「189」で受け付けています。生命・身体に差し迫った危険があるときは110番へ連絡します。
虐待している、または虐待のおそれがある養育者にも、精神医療、依存症治療、育児支援、経済・福祉支援などが必要な場合があります。虐待が疑われるこどもを見つけた場合、児童福祉法により、児童相談所などへの通告が求められます。通告・相談は児童相談所虐待対応ダイヤル「189」で受け付けています。生命・身体に差し迫った危険があるときは110番へ連絡します。