ほんたいせいていけつあつしょう
本態性低血圧症
症状と特徴
明らかな基礎疾患がないにもかかわらず、血圧が低めである状態です。無症状であれば治療を必要としないことが多い一方、めまい、立ちくらみ、倦怠感、頭痛、冷え、動悸、胃部不快感などを自覚する人もいます。これらの症状は低血圧だけでなく、貧血、甲状腺疾患、うつ、不整脈などでも起こりうるため、必要に応じて検査を行います。
原因
明確な原因を特定できないことが多く、体質、遺伝的傾向、自律神経による血圧調節の個人差などが関与すると考えられます。症状がある場合は、脱水、貧血、内分泌疾患、心疾患、薬剤性などの二次性原因を除外します。
治療
無症状なら通常は特別な治療を必要としません。規則正しい睡眠、バランスのよい食事、十分な水分摂取、無理のない運動を基本とします。起床時はすぐに立ち上がらず、座位を経てゆっくり立つようにします。症状が強い場合は、原因の再評価を行ったうえで治療を検討します。抗不安薬や昇圧薬を一律に用いるものではありません。