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こむらがえり

こむら返り

症状と特徴

「こむら」はふくらはぎを指し、筋肉が突然けいれんして硬く収縮し、強い痛みが起こる状態です。ふくらはぎが最も多いものの、足の裏、足趾、太もも、首などにも起こります。数秒から数分でおさまることが多いですが、その後に筋肉痛が残ることがあります。

原因

筋肉や末梢神経の興奮性が高まり、筋肉が異常収縮することで起こると考えられています。運動や筋疲労、脱水、発汗、妊娠、長時間同じ姿勢でいること、加齢などが誘因になります。利尿薬、β2刺激薬、スタチンなど一部の薬剤との関連が疑われる場合もあります。電解質異常、糖尿病、腎機能・肝機能の障害、甲状腺疾患、末梢動脈疾患、神経・筋疾患などが背景にあることもありますが、多くは明らかな原因のない特発性です。

治療

発作時は、痛む筋肉をゆっくり伸ばします。ふくらはぎの場合は、膝を伸ばした状態で足首を手前に曲げるようにして腓腹筋を伸ばします。無理に強くもんだり、急に立ち上がったりしないようにします。予防として、運動前後や就寝前のストレッチ、適度な運動、脱水を避けることが役立つ場合があります。発汗・下痢などがある場合は、持病に応じて適切な水分・電解質補給を行います。頻回に起こる場合は、背景疾患、服薬、電解質異常などを確認します。マグネシウム製剤などは不足が確認された場合や妊娠中などで検討されることがありますが、原因不明の夜間こむら返りに対する効果は限定的です。抗けいれん薬、筋弛緩薬、向精神薬を一般的に用いる治療ではなく、薬物治療は原因や症状に応じて専門医が慎重に判断します。

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